相対参照と絶対参照
エクセルで計算をする時に、選択したセルの事を『セルの参照』といいますが、参照とはいったいどのようなものなのでしょうか?そして、どういう時に使用すればよいのでしょうか??
相対参照
では、まずは『相対参照』の説明からしていきましょう。エクセルでは通常、数式をコピーすると相対参照の状態でコピーされます。この場合のコピーとは、先のページ『文字列・数値の入力とオートフィル』にある『オートフィル』の項目のA黒十字の状態で、下、または右にドラック移動するの事と考えればよいでしょう。
相対参照とは、コピー先のセル番地に合わせて計算式のセル番地が、それ相応の位置になるように自動的に調整される機能の事なのです。
絶対参照
では、次に『絶対参照』とは、どのようなものでしょうか?先ほどの『相対参照』が計算ごとにセルの数式を自動調整してくれるのに対して、絶対参照では参照するセルを固定して調整しないようにしたものです。ですから、黒十字を使ってのコピーをしても、参照するセルの位置は変わりません。特徴として行番号・列番号の前に『$』が挿入されます。ここでは、絶対参照を『構成比』を使って見ていきましょう。
構成比とは、合計が100%と考えてAは何%か?Bは何%かというような計算をいいます。

ワンポイント
その外に、もちろん引き算や掛け算、関数の計算なども通常、相対参照での計算となります。

上の図のように、矢印を追って見て行くと、最初セルA2とB2がセルC2で計算され答えが250になるのが見られます。それを、『オートフィル機能』を使って、セルC5まで下げますと他のセルの値も自動的に計算されているのが分かります。
この中から、例えばセルC3をアクティブにすると、上の数式バーに『=A3+B3』と計算式が自動的に調整されているのが分かります。

まず、右の図を見てください。金額の合計『A8』を100%として『A2』は100%中、何%なのでしょうか?計算としては、合計÷A2の金額となるので右のようになります。『%』で示したい訳ですので、アイコン『パーセントスタイル』をクリックして%に切り替えてあげます。
そのセルを黒十字の状態で下にコピーすると『#DIV/0!』の表示になります。
これは、相対参照では、『B2=A2/A8』になっているのに、B3では『B3=A3/A9』になるからです。つまり、数値のない場所を参照にする為に、エラー値が発生するのです。
では、エラーが出ないようにここで『絶対参照』の登場です。絶対参照では計算式『=A2/A8』まで入力した時点で『F4キー』(ファンクション4)を押します。すると、『A8』が『$A$8』に変化します。この状態で、A2のセルは相対参照でA8のセルは絶対参照の状態に変化したのです。数式バーを見れば、その違いが分かります。
最後に、%に表示を変えて下までコピーすれば、合計100%の構成比が完成します。つまり、相対参照のセルA2はA3、A4と変化しても、絶対参照のA8は固定されているので変化しないのです。

